34歳初めての出産エピソード②

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それから救急車が到着し、30分位掛かる県病院に。

内心(初めての救急車か~。意外とがたがた体に響くんだな~。痛いけど着いたら麻酔してこの痛みとはおさらばだ!)などと思っていました。

でも途中隊員の方に「あとどれ位で着きますか?」と何度も聞くくらい到着が待ち遠しかったです。(笑)

病院に到着し、コロナの検査をしてどれ位経ったか分からないまま(体感的には1~2時間)痛みに耐えていたら旦那さんが入ってきました。

先生の説明を痛みに耐えながら旦那さんと聞きます。

「(色々説明があって…)搬送前の先生の判断ももちろん正しいですがこちらとしては初産でお産が進みにくいと判断して下から産めるようもう一度頑張ってみましょう!と言うことになりましたので一緒に頑張りましょう!!」

私「!!!!?もう頑張れません!切ってください泣」と言いましたが

先生は困ったように帝王切開もリスクがあるので頑張りましょうと私を励ましてくれました。(笑)

この時の心境を旦那さんに聞くと「私○○は納得しているんだろうか。こんなに苦しんでるのに可哀想に」と見てられなかったようです。(笑)

その時まだ子宮口1センチ。

それからも長い長い戦いでした・・・

促進剤を再び打って陣痛室で耐えます。途中助産師さんがいなくなると不安でたまらずすぐナースコール。

今考えると夜勤で人が少ないのに大変だっただろうなと思いましたがその時はそんなこと気にしてられませんでした。(笑)

途中先生が様子を見に来るとそろそろ分娩室かな?と期待が高まって喜んでいた私。そのことを伝えると「僕、頻繁に来ない方が良いね(笑)」と言うので来てください!!と言いましたがそれからほとんど先生は来なくなりました(笑)

助産師さんが腰をさすってくれることが本当にありがたかった。涙

助産師さんに「朝方までには産ませてあげたい!!」と励まされ今何時ですか?と聞くと「夜中の12時ですよ。」と言われまた絶望。それから時間を聞くことを止めました。(笑)

既にこの時陣痛が始まって12時間が経過。子宮口も4~5センチ。

それから「今どれ位開いてますか?(子宮口) あとどれ位で産まれますか?」を何度も何度も聞く私の相手を助産師さんが根気よく向き合ってくれました。嘘でももう少しと言ってくださることが私にとってはとても有難かったのです。

朝方になり子宮口8センチくらい。それから全開近くなりようやく分娩室へ。いよいよか!・・・と思いましたが分娩室に運ばれたベットのままで分娩台には移動しません。

ようやく分娩台に上がり今度こそいよいよだ!と思っていると見るからにベテランの先生が来て内診があり「あと2時間くらいかな(^^♪」・・・終わりが見えないとはこの事か、「あと2時間?」と振り絞った声で小さく呟く私でした。(笑)

それから2時間が過ぎ再びベテラン先生が内診。「ん~24時間でリミットだし(なんでだったかな?忘れちゃいました(笑))出てこれないね。帝王切開しよう。時間は今から一時間後!」

・・・・・(えーーーー噓でしょ!!!!!?)もう何度目の嘘でしょを心で呟いていました。

でも付いてくれていた助産師さんも内診して下さり「いきんでるときは頭が触れる!もう一度その状態で先生に内診してもらおう!ここまで来たら下から産ませてあげたい!」と言って先生を呼んでくださいました。それからあれよあれよと吸引分娩になり先生、助産師さんたちと一丸となって頑張り10分ほどすると

ドュルン・・・

ん?・・・

「お母さん産まれましたよ!」

あれ?もう痛くない・・・

え?産まれたよね?・・・産まれたよね涙

「おぎゃあ おぎゃあ」

処置をされる赤ちゃんの泣き声を聞きながら終わった~終わったんだ~が初めの感想でした(笑)

それから旦那さんに電話していいですよと言われ電話をすると「え?」と旦那さん。

私「産まれたよ。」

旦那「え?本当に?・・・おめでとう涙」と電話越しに号泣してくれました。立ち合いもできず、状況が分からずに心配でいつ産まれるのか分からないのに既に病院の駐車場にいてくれたようです。

その瞬間に私も涙が止まりませんでした。

赤ちゃんを隣に寝かせてもらいこの子が十月十日お腹にいたのかと思いながらあくびやくしゃみをする我が子をずっと見ていました。小さいけど大きいな~我が子なんだ~とまだ客観的に見ている私でした。(笑)

分娩時間23時間25分。これが私の出産エピソードになります。麻酔が上手くいかず救急車に乗り、帝王切開からの自然分娩からの帝王切開からの吸引分娩へ変更になるとは思いもしませんでしたが可愛い我が子が無事に産まれてきてくれてとっても幸せです。

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